石田靖
川崎オサム
大阪を舞台に、それぞれ違った青春を送る三人の若者と、東京から来たひとりの女との夢とロマン、そして挫折を描く青春映画。脚本・監督は本作が第一回作品となるタレントの島田紳助。監修は「宇宙の法則」の井筒和幸。撮影は「バカヤロー!2 「幸せになりたい。」」の栢野直樹がそれぞれ担当。
プロのオートバイレーサーになることだけを夢見て昼夜アルバイトに追われる生活を送るオサム、何不自由なく父親の事業を継ぐことを約束されているボンボンのヤスヒロ、そしてヤクザ組織の準構成員のジョージ。生き方は違うものの中学時代の同級生である三人。三者三様、自分の生き方に執拗し、己の可能性を信じる彼らも二三歳を迎え、自分達の青春に落とし前をつける時期が近づいているのをそれぞれ予感していた。そんな彼らの前に東京から来た麻美が現れる。自分の育ってきた周りしか知らずに生きてきた彼女は、自らの夢に突き進むオサムに心惹かれていく。ジョージとヤスヒロはそんなふたりを暖かい目で見守るが、麻美に想いを寄せていながらも何も出来ないヤスヒロはどこかで嫉妬を感じていた。麻美との楽しい日々を満喫するオサムだったが、それも長くは続かなかった。実は麻美は東京に親が決めたフィアンセがいて、その結婚に踏み切れず、ひとり大阪へ出てきたのだった。また、オサムも青春にケジメをつける日が刻々と近づくにつれ、麻美とオートバイのどららを取るかという決断に迫られていた。一方、ヤスヒロの方は、あまりのドラ息子ぶりに愛想尽かした父親の政略結婚にハメられ、ジョージは鉄砲玉で男を上げようとして、その若き生命を散らせていくのだった。結局夢を捨て切れず、苦悩の末、麻美と別れたオサムは、彼女の結婚式に花束を送り、自らの夢を賭けたレースに出場。しかし、オサムを乗せたバイクはレース中、勢いを越えて転倒してしまうのだった。
川崎オサム
加納麻美
大倉ジョージ
高橋ヤスヒロ
バイククラブ監督
バイククラブ監督の妻
菅原
喜多
麻美の母
エリ
刺青師弟子
ヤスヒロの父
川本
刺青入れる男
工事現場親方
花村組組長
刺青師
本間良夫
花村組幹部
花屋・井上美和
焼き肉屋
踏切の男
黒竜会・太田
監督、脚本
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
助監督
企画
企画
企画
企画
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
スチール
スチール
監修
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