マクドナルド・ケイリー
Maybe_Smith
「掠奪者の群」のアルバート・C・ガナウェイ監督が作った西部劇。ヴァンス・スカーテッドとジェームズ・J・キャシティの共同脚本を、ジャック・マータが撮影した。音楽はジーン・ガーフとラメス・イドリス。出演者は「オドンゴ」のマクドナルド・ケーリー、「硝煙の新天地」のオードリー・トッター、「口紅殺人事件」のジェームズ・クレイグ、ジェームズ・グリーン、ハリー・シャノン等。
西部の町ダッチ・フラットは、コーリー(ジェームズ・クレイグ)一家の暴力に支配されていた。この町でバーをやっているフラン・デァー(オードリー・トッター)は、おんなだてらにコーリー一家に反感を持っていたが、手の下しようもなかった。このダッチ・フラットに、1人のカウ・ボーイがやってきた。彼は砂漠で九死に一生を得て、その時、泉のかたわらで半分砂に埋まっていた素晴らしい拳銃を見つけ、それを腰につけていた。フランの酒場に入ってきた男は、目につくその拳銃のことがもとで争い、たちまち2人の無頼漢を射殺してしまった。この男の拳銃と、それを使う腕に惚れたフランは、彼を使ってコーリー一家を滅ぼす計画をたてた。彼女は彼を有名名拳銃使いのヤンシーと思い込み、彼がスミスと名乗ってもわざとメイビー・スミス(マクドナルド・ケーリー)と呼んだ計画は着々と進んでコーリー一家は1人づつスミスによって倒されていった。それとともに彼の拳銃は評判になり、拳銃ほしさにスミスの命を狙うものも出てきた。酒場のマネージャー、フェリスもスミスを付け狙っていた。一方、フランの計画はますます大きくなるので、見兼ねたスミスは一切を保安官に任せるよう申し出、このためにトラブルが起こるのならばと拳銃をフランの部屋において立ち去った。これを見たマネージャーのフェリスが拳銃を盗んだ。拳銃を手にしたフェリス、それを取り返そうとするスミス、スミス狙うコーリーの3人が、遂に町の真中で対決する時がきた。しかしスミスの腕は他の拳銃を使いながら、見事2人を倒した。問題の拳銃を保安官に托したスミスは、平和のよみがえった町で、野望を捨てたフランと結ばれた。
Maybe_Smith
Fran_Dare
Pinch_Corley
Sheriff_Jackson
Mike_Ferris
Justine_Corley
Mrs._Pinch_Corley
Burt_Burton
Buckstorm
Swede
監督、製作総指揮
脚本
脚本
撮影
音楽、作曲
美術
作曲
作詞
[c]キネマ旬報社