自信をなくし落ちこぼれた中学生と両親の心の動きを巧みに描く教育映画。製作小口禎三、多胡隆。脚本関功。演出瀬籐祝。撮影舎川芳次。音楽戸良行。出演猿渡和人、鈴木智、井口恭子ほか。企画全国視聴覚教育連盟。1985年7月完成。16ミリ34分。
ストーリー
父親は中学生の宏一の勉強ために、三年間単身赴任で家をあけた。宏一は学校の成績が思わしくなく、街のバイク屋でオートバイの修理に興味を持っている。母親はいらだち父親に「私が言っても聞かないからあなたから叱って」と当たる。宏一は仲の良い友人の塚田と、塾の成績表を取り替えたことから両家の関係が険悪になる。二人はうっぷんから万引きに走り学校から呼び出される。宏一はバイク屋の青年の家に身を隠す。父親が宏一を捜し出し、車椅子を直してあげた人から誕生日祝いの招待が来ていることを話す。人に喜ばれることが出来る宏一を褒め、自信を持って立ち上がれと励す。
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作品データ
- 製作年
- 1985年
- 製作国
- 日本
- 配給
- その他
- 初公開日
- 1985年7月12日
- 上映時間
- 34分
- 製作会社
- 岩波映画製作所
[c]キネマ旬報社