可愛くて可笑しくてクールな小学生たちの日常生活を描き、幅広い世代に人気を呼んだ漫画「シニカル・ヒステリー・アワー」の劇場用アニメーション。各7分30秒の4本が製作され、劇場での予告編のあと、メイン・プログラムの前の各回に上映された。原作者、玖保キリコが監督を務め、アニメ製作は「銀貨鉄道の夜」「源氏物語」「タッチ」「まんが日本昔ばなし」のグループ・タック、アニメ監督は前田庸生が担当、原作の独特のリズム感が見事にフィルム上に表現されている。音楽監督はジョン・ゾーン。N.Y.で音楽録音し、アート・リンゼイ(ギター)、ピーター・シェラー(キーボード)、シロ・バティスタ(ブラジリアン・パーカッション)を始めとして、4本でのべ30人以上のミュージシャンが参加、かつて日本映画にはなかった深く厚く繊細な音が完成した。企画・プロデューサーは雑誌編集者・映画ジャーナリストとして活躍する沢田康彦、コーディネーターはヘラルド・エースの吉田佳代、タイトル・デザインは祖父江慎。
ストーリー
突如出た音楽の宿題“歌作り”に大弱りのシニカル・キッズ。でもただひとり声高らかに歌うシンガー・ソング・ライターがいた。それは意外やツネコちゃん! 「カレーライスのうた」を始めとする名曲の数々を披露する。
スタッフ
監督、原作
玖保キリコ
脚本
田中一彦
アニメーション監督
前田庸生
製作
エレファント・エンタープライズ
撮影
スタジオぎゃろっぷ
撮影
枝光弘明
音楽
ジョン・ゾーン
美術
児玉喬夫
編集
古川雅士
プロデューサー