アンドリュー・プライン
Andre
両親を失った青年の残虐な内面を描く猟奇映画。製作・脚本はジェラルド・コルーミア、監督はアラン・ルドルフ、撮影はE・リン、音楽はトミー・ビッグが各々担当。出演はアンドリュー・プライン、マヌエラ・サース、シェリー・アルベローニなど。
ショーガールのシーモン(マヌエラ・サース)、シェリ(シェリー・アルベローニ)、コーリィネの3人はラスベガスで舞台の契約がとれたので、車で出発した。その途中、車が故障したために、一人の若者アンドレー(アンドリュー・プライン)の案内で荒野の一軒家に辿りついた。だがそこには十数人の女が鎖で繋がれ、異様なうめき声をあげていたために、恐ろしくなり逃げようとしたが遅く、アンドレーに捕まり、女たちと同様、鎖に繋がれた。そんな彼女たちに、アンドレーはムチを片手に動物の真似をさせ始めた。アンドレーは、核実験により父を廃人にされ、母に捨てられて悪魔と化した元サーカス団にいた過去をもつ精神異常者だった。旅行中の女をさらってきては鎖に繋ぎ、女を動物に見たててサーカスをやろうというのだ。
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