監督
95年から始まった、“アートとフィルムの境界線に位置する”映像作品を集めた映画祭で上映された作品。ファッション・デザイナー、音楽家、漫画家、写真家……などを被写体に、人とアートの関わりを検証する作品が並ぶ。
ストーリー
スペインのジプシーたちから生まれた舞踊、フラメンコの魅力に迫るドキュメンタリー。監督は「愛よりも非情」のカルロス・サウラ。サウラは本作以前にもフラメンコに取材した中編ドキュメンタリー『セビジャーナス』(NHK -BSで放映、ビデオ発売)を発表している。撮影はベルナルド・ベルトルッチ作品で知られる名手ヴィットリオ・ストラーロ。白か黒の衣裳だけを着けたダンサーを、駅の廃屋に建てた白い布だけのセットに配し、様々な光源を用いた照明で魔術のような映像を織りなしている。映画は20部に分けられ、古典からモダンまで、フラメンコの舞踊の20の形式が次々と披露される。出演はフラメンコ・ギターの第一人者パコ・デ・ルシア、若手ダンサーのホアキン・コルテス、メルチェ・エスメラルダ、マリア・パヘス、マノロ・サンルーカをはじめ、現代最高のフラメンコの踊り手、歌手、ギタリストたちが顔を揃えている。
スタッフ
エグゼクティブプロデューサー
カルロス・レジドール
撮影
ヴィットリオ・ストラーロ
音楽
イシドロ・ムニョス
美術
ラファエル・パルメーロ
編集
フアン・レブロン
編集
パブロ・デルアモ
録音
クリス・ムンロ
録音
ヘス・スボラ
録音
ジェリー・ハンフリーズ
録音
アンドリュー・グレン
字幕
嶋田美樹
字幕監修