ジャン・ロシュフォール
Eddie Carpentier
巡業劇団に乗り込んだ三人の老大根役者が繰り広げる騒動を描いたコメディ。監督は「髪結いの亭主」「イヴォンヌの香り」のパトリス・ルコント。製作は「イヴォンヌの香り」のティエリー・ド・ガネイ。ルコントと共に脚本を執筆、台詞を担当したのは「パリ空港の人々」のセルジュ・フリードマン。
エディ・カルパンティエ(ジャン・ロシュフォール)は端役専門役者、ヴィクトール・ヴィアラ(フィリップ・ノワレ)は引退した大根役者だが、復帰のチャンスを狙っている。二人は興行師シャピロン(ミシェル・ブラン)が喜劇『スクビドゥー』の出演者を探していると聞きつけ、旧友ジョルジュ・コックス(ジャン=ピエール・マリエル)を引き込んで三人セットで売り込む。シャピロンは借金に追われ、この巡業を中止させてその保険で高飛びしようと企んでいた。彼はまず主演のカルラ・ミロを陰謀に引き込もうとするが、けんもほろろ。さて、大根老優三人組はあまりの下手さにカルラが激怒。クビになりかけるが、職を守ったばかりか、コックスはドサクサに紛れてギャラの増額まで取り付ける。エディはカルラに猛烈にアタックし、ついにねんごろになる。シャピロンはカルラを狙って怪我をさせるが、彼女は松葉杖姿になっても舞台に立つ。コックスはそんな彼女の怪我した姿を利用して客席から募金を集め、これが大ウケ。シャピロンは舞台でカルラを狙撃しようとする。ヴィクトールはそれに気づき、ギリギリで舞台に駆け込んで彼女を守り、舞台に乱入したシャピロンを三人組は取り押さえた。この一件で大根三人組は一躍人気者に。『スクビドゥーと三人のエース』と改題された舞台は、ブロードウェイ公演まで実現してしまうのだった。
Eddie Carpentier
Victor Vialat
George Cox
Carla Milo
Shapiron
Juliette
Pat
Janvier
Markus
Clemence
Marceau
Le metteur en scene
監督、脚本
脚本、台詞
製作
撮影
音楽
音楽
美術
編集
録音
録音
録音
演奏
字幕
[c]キネマ旬報社