チャウ・シンチー
至尊寶
中国三大奇譚のひとつ、『西遊記』を大胆な解釈で描いた娯楽大作。主役の孫悟空を90年代最大の香港スター、「0061/北京より愛をこめて!?」のチャウ・シンチーが演じ、「黒薔薇VS黒薔薇」の鬼才ジェフ・ラウが監督・脚本(ケイ・オン名義)・助演、「スウォーズマン/女神復活の章」のチン・シュウタンの武術指導で映画化。シンチーが友人と設立した彩星電影公司の第1回作品で、香港では、はじめに本作が前編として公開され、1週間後に後編が公開され、95年度興収第6位のヒットを記録した(総尺数177分)。ビデオタイトル「チャイニーズ・オデッセイ 西遊記 [其ノ壱]」。
天竺へ経典を取りに行く三蔵法師(ロー・ガーイン)の供をする孫悟空は、牛魔王(ロー・シューメン)と共謀して三蔵を殺そうと計画。観世音菩薩は悟空を捕え始末しようとするが、三蔵は死を賭して助命を嘆願、悟空は500年後、人間として生まれ変わり、もう一度機会を与えられることになった……。500年後。五嶽山。山賊の首領チンポウ(チャウ・シンチー)の前に妖怪姉妹サーロン(ナム・キッイン)とジンジン(カレン・モク)が現われる。復活した三蔵の肉を食らうため、孫悟空の居所を探す彼女らは、チンポウに居所を聞き出そうとしたのだ。かつて孫悟空と婚約までしながら裏切られたジンジンはチンポウこそ悟空とにらみ、彼をつけ狙うが、正体を暴く前に牛魔王が登場。ジンジンはチンポウを、サーロンは移魂大法で傀儡にした副首領(ン・マンタ)を盤絲洞に連れ帰る。いつしか引かれあう仲になったチンポウとジンジンだが、行き違いでジンジンは自殺してしまう。チンポウは洞で見つけた時空を自在に移動できる月光寳盒の力を借りて彼女を救おうとするが、何度も失敗。気がついた彼は500年前の洞の前へ。そこに現れた美しい仙女・ジーハ(アテナ・チュウ)。彼女は月光寳盒を取り上げて、チンポウの足の裏に三つの焼き印をつける。チンポウはついに、孫悟空に戻るための運命の人と出会ったのだ……。
至尊寶
副頭領・ニ當家
白昌昌
春三十娘
三蔵法師
牛魔王
部下
菩提老師・菩提子
紫霞
監督
脚本
製作
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
編曲
武術指導
字幕
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