チャーリー・シーン
Bobby Bishop
大統領暗殺計画を知った補佐官が、女性新聞記者と共に陰謀に立ち向かう姿を描いたポリティカル・サスペンス。監督は「トゥームストーン」のジョージ・P・コスマトス。クリントン大統領補佐官ジョージ・ステファノポロスの活躍にヒントを得た脚本は、アディ・ハサックとリック・ギブス、ジョン・ポーグの共同。製作総指揮は「ニクソン」のアンドリュー・G・ヴァーニャと「トゥームストーン」のバズ・フェイシャンズ。撮影はその息子で「ドラゴン ブルース・リー物語」のバズ・フェイシャンズ4世、音楽は「34丁目の奇跡」のブルース・ブロートン、美術は「ドロップ・ゾーン」のジョー・アルヴェス、主演は「アライバル 侵略者」のチャーリー・シーンと「ダンテズ・ピーク」のリンダ・ハミルトン。共演は「評決のとき」のドナルド・サザーランド、「シリアル・ママ」のサム・ウォータストン、「シェイド」のスティーヴン・ラング、「陰謀のセオリー」のベン・ギャザラ、作家のゴア・ヴィダル(「ボブ・ロバーツ」)ほか。
若き大統領補佐官ボビー・ビショップ(チャーリー・シーン)は、学生時代の恩師ポチェンコ教授(セオドア・バイケル)から重大な事実を伝えたいと告げられ、指定された場所に急ぐ。だが、彼の目の前で教授は狙撃され、彼自身も姿なき敵に命を狙われる。彼は教授の最後の言葉を手掛かりに、政府内部、しかも上層部でアメリカを震撼させる巨大な陰謀が進行していることを知る。自分の行動が筒抜けになっていることを知ったビショップは、政府内部に裏切り者がいると考え、誰もが信用できないと単独で行動する。ワシントン・ヘラルド紙の新聞記者アマンダ(リンダ・ハミルトン)の協力の下、殺し屋(スティーヴン・ラング)にしつこく付け狙われながらもビショップはホワイトハウスに戻り、上司である大統領首席補佐官コンラッド(ドナルド・サザーランド)のオフィスに忍び込み、彼のコンピュータ端末から国家安全保障局のデータにアクセスする。すると驚くべきことに、ポチェンコ教授の暗殺やビショップを危険人物としてマークする指示が、ただ1人信頼していたコンラッドから出されていたことが判明。一連の事件の背後には、合衆国大統領(サム・ウォーターストン)の暗殺計画があった。しかも犯人は、大統領を支えるはずの政府上層部にいる。計画は、行き詰まったアメリカに新風を送り込むべく、近々大胆な政策の決断を下そうとしている現大統領を亡きものにしようと、副大統領(ベン・ギャザラ)やコンラッドを含む政府中枢のメンバーが党派や組織を超えて結託し、立案したものだった。教授は政府を監視するグループに参加していたが、今回の計画に気づいたために殺されたのだった。コンラッドはビショップ1人を追い詰めるのに合衆国政府の最新防衛システムをフル稼働させ、通常はキューバを監視しているスパイ衛星によってビショップの所在地を突き止めようとする。ビショップとアマンダは暗殺を食い止めようと大統領の演説会場に急ぐ。厳重な警戒網の中、銃器は絶対に持ち込めない。だが、敵の殺し屋はラジコンのヘリコプターを操作し、大統領の命を狙った。その時、駆けつけたビショップの機転で暗殺は未然に防がれ、巨大な陰謀は白日の下にさらされた。ビショップは補佐官を辞めて教授の遺志を継ぐことにし、アマンダと寄り添って歩いた。
Bobby Bishop
Amanda Givens
Conrad
The President
The Agent
Vice President Saxon
Professor Pochenko
Congressman Page
Blythe
Grasso
監督
脚本、制作補
脚本
脚本
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
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