ゲイル・ニーリー
Mama_Washington
無法者のサーファーたちに息子を殺された母親の復讐を描く。製作はロバート・ティネル、監督は本作品がデビューとなるピーター・ジョージ、脚本はジョー・アイル、撮影はロルフ・ケスターマン、音楽はジョン・マッカラムが担当。出演はゲイル・ニーリー、バリー・ブレナーほか。
大地震がカリフォルニアを直撃し、西海岸は無法地帯となった。警察が力を失い、ネオ・ナチ軍団“サーフ・ナチス”がカリフォルニア沿岸を支配するようになる。アドルフ(バリー・ブレナー)をリーダーに、妖艶なエヴァ(ドーン・ワイルドスミス)やメンゲル(マイケル・ソニー)、スメッグ(トム・シェル)という連中が集まっていたが、ある日彼らはリロイという黒人を殺してしまう。彼が襲われている老女を助け、<サーフ・ナチス>の邪魔をしたからであるが、それを知って嘆き悲しむリロイの母ママ・ワシントン(ゲイル・ニーリー)は、<サーフ・ナチス>への復讐を誓う。そして敵のアジトに手榴弾を投げ込み、やがて生き残ったアドルフとエヴァをも追いつめたママ・ワシントンは、チェンソーで彼女の首をはね、アドルフの口に銃をねじ込み、撃ち殺すことによって復讐を果たすのだった。
[c]キネマ旬報社