ルイズ・グローム
Natalie
ユージーン・ウォルター氏原作の「最も容易き道」The Easiest Wayをルイズ・ジョセフ・ヴァンス氏が脚色し、「ピカデリー・ジム」等の監督者ウェズリー・ラッグルズ氏が監督した社界劇。ルイズ・グローム嬢出演のパーカー・リード映画で連合製作家会社から発売された映画である。対手はジェームズ・カークウッド氏とジョセフ・キルゴアー氏。
ナタリーは間借りをして年老いた母と、幼い妹を対手に細々と煙を立てていた。彼女の母が死んで後、みじめな環境から抜け出し、今まで夢見た社会によじ登るため、彼女は甘い誘惑に耳を傾けた。新しい彼女の生活は薔薇色輝く華やかなものであったが、それもしばしで、やがて昔の貧しい生活の方が、如何なに幸福であったかを、彼女がしみじみ感じる時が来た。そして彼女はかつて却けた、誠の恋を捧げる男トム・チャンドラーの腕の中に真の幸福を見出した。
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