ヴァレリー・ルメルシェ
Paulette Nanteuil
パリを舞台に4人の男女の恋の駆け引きを描いた一編。往年の劇作家・映画監督のサッシャ・ギトリの自作の同名映画化(38)を、「おかしなおかしな冒険者」などの女優・歌手ヴァレリー・ルメルシェが自らの主演・初監督でリメイク。製作はダニエル・トスカン・ドゥ・プランティエとパトリス・アダト。撮影はアントワーヌ・ローシェ。音楽はルメルシェのパートナーの人気ミュージシャン、ベルトラン・ブルガラ。美術はピエール・ル・タンとフランソワ・コムト。編集はダン・ファクンドとニコール・ベルグラン。共演は「メランコリー」のアンドレ・デュソリエ、「哀しみのスパイ」のサンドリーヌ・キベルラン、「絹の叫び」のセルジョ・カステリット。
パリ。ヴェテラン編集者のフィリップ(アンドレ・デュソリエ)はパリヘ来たアメリカの映画スター、カール・ヘリクソン(セルジョ・カステリット)のインタヴューが始まるのを待つ。その間に彼は、若きジャーナリストのクローディーヌ(サンドリーヌ・キベルラン)に、自分の求婚相手の舞台女優ポーレット(ヴァレリー・ルメルシェ)の反応について打ち明けた。さて一方、同じ日の夜、くだんのポーレットの部屋にカールその人がやってきた。カールに魅了されてしまうポーレット4人の男女の愛の駆け引きはここから始まるのだった。
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