イザベル・ユペール
Marie Curie
ラジウム発見で名高い物理学者マリーとピエールのキュリー夫妻の活躍を俗物の校長との駆け引きを交えてコミカルに綴ったドラマ。ジャン=ノエル・ファンウィックの舞台のヒット作『シュッツ氏の勲章』(日本でも黒柳徹子主演で『喜劇キュリー夫人』の題名で舞台化)の映画化。監督は「ラ・ブーム」「スチューデント」のクロード・ピノトー。脚本はファンウィック、ピノトー、リシャール・デンボで、台詞はファンウィックが担当。製作はエマニュエル・シュランベルジュ。撮影は「アンナ・オズ」のピエール・ロム。音楽は「ジャガー」の名匠ウラジミール・コスマ。美術はジャン=ジャック・カシオ。編集はマリー=ジョゼフ・ヨヨット。録音はポール・レネ。出演は「沈黙の女」のイザベル・ユペール、「リディキュール」のシャルル・ベルリング、「イル・ポスティーノ」のフィリップ・ノワレほか。
19世紀末、パリ。ポーランド出身のマリー(イザベル・ユベール)は貧乏学者ピエール・キュリー(シャルル・ベルリング)の助手に採用された。活発で聡明なマリーにピエールはひかれ、二人の愛は深まるが、そこへ難題が。彼らの上司で俗物の固まりのシュッツ校長(フィリップ・ノワレ)が“ウラン発光の謎”を二人に3カ月で解くように迫ったのだ。二人はプレッシャーもバネにして研究を進め、新たな原子を発見し、これを“ラジウム”と名付け、ここに世紀の大発見が生まれた。かくしてシュッツ校長は得意満面でアカデミーの勲章を胸にノーベル賞の受賞式に臨むのだった。
Marie Curie
Pierre Curie
Monsieur Schutz
Gustave Bemont
Delivery man
Delivery man
監督、脚本
脚本、原作
脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
録音
字幕
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