監督、アニメーション
わが家をずるい狐に追い出された兎が狼、熊、牡牛を助っ人に頼むが歯が立たず、最後にようやくオンドリが狐を追い立て、二匹はなかよく暮らしました……というロシア民話からとられたらしい物語。刺繍タッチで描かれており、ノルシュテインが初めて単独で演出を行った記念すべき作品。87年の広島国際アニメーションフェスティバルでの上映以来の公開となった。「キツネとウサギ」の題名で2004年に「話の話」「ケルジェツネの戦い」などノルシュテインの代表作を一堂に集めた特集上映『ユーリー・ノルシュテインの世界』にて上映。2016年12月10日より監督生誕75周年記念企画『ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」』にてデジタルリマスター(2K修復)版を上映。
ストーリー
小さな我が家を牝狐に乗っ取られた兎が泣いている。追い出してやるよ、と乗り出した狼、熊、牡牛も、狐にかなわずギブアップ。最後にやってきたオンドリはどんな手に出るか……。ロシア民話を題材にしたユーモアあふれる物語。