ウィリアム・ホールデン
Pike Bishop
過激にして鮮烈な暴力描写で知られる名匠サム・ペキンパーの代表作にして、アメリカ映画史に新たな地平を切り拓いた映画「ワイルドバンチ」の監督編集版。脚本はワロン・グリーン。撮影は名手ルシエン・バラード。音楽はジェリー・フィールディング。出演は「サンセット大通り」「慕情」のウィリアム・ホールデン、「浜辺の女」「ダラスの熱い日」のロバート・ライアン、「マーティ」「北国の帝王」のアーネスト・ボーグナインほか。96年東京ファンタスティック映画祭でも特別上映された。
1913年、テキサスとメキシコの国境の町。パイク(ウィリアム・ホールデン)をリーダーに、ダッチ(アーネスト・ボーグナイン)ら武装強盗団の一味は、鉄道会社の金庫を襲う。しかし、これは鉄道会社の経営者がパイクたちをおびき寄せるための罠で、待ち伏せていた賞金稼ぎたちと壮絶な撃ち合いになる。賞金稼ぎのリーダーは、パイクの昔の仲間で、仮釈放中のソーントン(ロバート・ライアン)だった。仲間を失いながらも、パイク一味は、老ガンマンのサイクス(エドモンド・オブライエン)の待つ農場にたどり着く。ニセの銀貨を掴まされ、仕事に失敗したパイク一味は、国境を越えてメキシコに逃れる。その後をソーントンとバウンティハンターたちが追っていた。1ヵ月以内にパイク一味を捕まえればソーントンの罪は帳消しになるのだ。やがてパイク一味はメキシコの小さな村にたどり着く。そこは一味の1人、エンジェルの故郷だった。そこで、エンジェルの恋人テレサが、マパッチ将軍の政府軍部隊に連れ去られたことを知る。パイクたちは追っ手を逃れ、マパッチの部隊の駐屯地アグア・ベルデにたどり着く。そこで、マパッチの膝の上に乗っているテレサを見たエンジェルは、彼女を射殺してしまう。エンジェルは捕らえられるが、マパッチを狙ったのではないと分かり釈放された。パイクは、マパッチから1万ドルの報酬でアメリカの軍用列車から武器を奪うよう依頼され、引き受ける。列車強盗は成功するが、マパッチの裏切りを予測し、武器と報酬を小分けに交換する。しかし、エンジェルが武器の一部を反政府ゲリラに渡した事がばれ、エンジェルは捕まってしまう。パイクたちは、仲間のエンジェルを助けるために、4人でマパッチの軍団に戦いを挑む……。
Pike Bishop
Dutch Engstrom
Deke Thornton
Sykes
Lyle Gorch
Angel
Tector Gorch
Mapache
Coffer
T.C
Pat Harrigan
Crazy Lee
Elsa
監督、脚本
脚本、原案
原案
製作
撮影
音楽
編集
字幕
[c]キネマ旬報社