マイケル・ネイシュタット
ピーター
日本で暮らす外国人ピーターたちの日常や苦悩を通して、今の日本の姿を浮き彫りする野心的な一編。監督、製作はロンドンの映画学校で学び、「エレーナ」(未公開)などの監督作がある辻谷昭則。脚本は辻谷とカーミット・カーベルが共同で執筆。撮影は権藤秀和。
日本に暮らすアメリカ人ピーターは、ニューヨークに戻ってブロードウェイの舞台に立ちたいという夢があったが、現実は横浜の女子大学の英語教師として毎日を過ごしていた。一緒に働くガールフレンドは、愛想をつかしてピーターの部屋から出て行った。そんなピーターに新しい出会いが訪れる。女子大の教え子マリの急接近、そして広告代理店に勤めるフランス人女性イザベルとの新しい恋である。しかしマリもイザベルも、彼の優柔不断で不確かな生き方にいつしか苛立ちをつのらせる。親友マークの親身なアドバイスにもピーターの自己嫌悪は解消しない。そんなある夜、神経を病んだ友人のカービーが行きつけの外国人バーで拳銃による自殺未遂事件を起こした…。
監督、脚本、製作、編集
共同脚本
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術、衣裳
編集
[c]キネマ旬報社