ジョン・タトゥーロ
Tuccio
20世紀初頭のニューヨークの劇場を舞台に、演劇に情熱をかける男女の姿をコミカルに描いたバックステージドラマ。監督・出演は「ビッグ・リボウスキ」の個性派俳優ジョン・タトゥーロで、本作が監督第2作。ちなみに、92年の監督デビュー作『Mac』(日本未公開)はカンヌ映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞。脚本はタトゥーロとブランドン・コール。製作はジョン・ペノッティ。製作総指揮はジョヴァンニ・ディ・クレメンテ、エレン・リトル、ロバート・リトル。撮影は「ザ・ゲーム」のハリス・サヴィデス。音楽はオペラなどで活躍するウィリアム・ボルコムとアーノルド・ブラック。美術は「恋におぼれて」のロビン・スタンデファー。衣裳はミック・ジャガーのワールドツアーも手掛けたドナ・ザコウスカ。共演は「グッドナイト・ムーン」のスーザン・サランドン、「背徳の囁き」のキャサリン・ボロウィッツ、「エクセス・バゲッジ」のクリストファー・ウォーケン、「ビッグ・リボウスキ」のベン。ギャザラほか。
ニューヨークの劇場はいつもの出し物で盛り上がっていた。そろそろ山場というころ、主役のピエーロ(マシュー・サスマン)が舞台で卒倒。野心家の劇作家トゥッチオ(ジョン・タトゥーロ)は劇場主を無理やり説得し、自分の戯曲「イルミナータ」を急遽上演する。男色家の演劇評論家ベヴァラクア(クリストファー・ウォーケン)は前衛的な舞台をこきおろすが、役者のマルコ(ビル・アーウィン)に好意を示す。一方、トゥッチオは恋人で座長のレイチェル(キャサリン・ボロウィッツ)がいるにも関わらずシモーヌ(ジョージ・ケイツ)と浮気をしていた。劇場主夫妻もそれぞれに浮気。年増女優のセリメン(スーザン・サランドン)も、トゥッチオを誘惑する。一時はセリメンのもとへ出向いたトゥッチオだが、「イルミナータ」を再演しようと奮闘するレイチェルの姿に打たれ、後悔する。マルコも命からがらベヴァラクアから逃れる。シモーヌもピエーロとの新しい愛に目覚めるが、ピエーロは病気が悪化し急死してしまう。それぞれの欲望や思惑が渦巻く中、再び「イルミナータ」の幕が上がる。男女の深い愛を描いた「イルミナータ」は、好評のうちに幕を閉じるのだった。
Tuccio
Rachel
Bevalaqua
Celimene
Astergourd
Marco
Dominique
Simone
Flavio
Beppo
Pallenchio
Martha
監督、脚本、製作
脚本
製作
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
音楽
美術
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