アラン・アーキン
Charles Elbrick
ブラジルで実際に起こった学生グループによる米国大使誘拐事件を映画化した社会派サスペンス。監督は「未亡人ドナ・フロールの理想的再婚生活」「N.Y.殺人捜査線」のブルーノ・バレット。脚本は事件の首謀者だったフェルナンド・ガベイラの白伝小説を元に、レオポルド・セランが担当。製作はバレット監督の両親で「未亡人ドナ・フロールー」のルーシーとルイス・カルロスのバレット夫妻。撮影は「私が愛したグリンゴ」のフェリックス・モンティ。音楽は「グリッドロック」のスチュワート・コープランド。美術はマルコ・フラクスマン。編集はイザベラ・ラザリー。衣裳はエミリア・ダンカン。出演は本作がデビューとなるペドロ・カルドーゾ、「天使たち、悪魔たち」のアラン・アーキン、「死ぬまで愛して」のフェルナンダ・トーレス、「セントラル・ステーション」のフェルナンダ・モンテネグロほか。
1969年、ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ。ジャーナリスト志望の大学生フェルナンド(ペドロ・カルドーゾ)は、友人セザル(セルメン・トロ)と10月8日革命運動(MR-8)に参加。だが、独裁政権と結託した銀行を襲撃して声明文を読み上げる計画がセザルの逮捕で失敗。リーダーのマリア(フェルナンダ・トーレス)に今はパウロと名乗るフェルナンドは米国大使エルブリック(アラン・アーキン)を誘拐を提案。別のゲリラ組織ALNからヴェテランのふたりを迎え、9月4日、計画は実行に移され、彼らはマスコミを通じて政府に15人の政治犯の釈放を要求した。政府に与えた4日間の猶予の期間、彼らの意気はあがるが近所で買い物をしたのを主婦(フェルナンダ・モンテネグロ)に目撃されてしまい、政府から手が伸びる。絶望的な状況下、パウロはマリアと親密な仲になっていく。9月7日の独立記念日。政治犯15人が要求どおり釈放され、大使は解放された。同時にゲリラはサッカーの試合後の群衆の波にまぎれ、追手から逃れた。5ヵ月後。マリアが逮捕され拷問にかけられるが、70年6月、西ドイツ大使が拉致監禁され、この身柄と引き換えにパウロを含む40人の政治犯も釈放され、彼らはアルジェリアに亡命した。
Charles Elbrick
Pauro
Maria
Oswaldo
Artur
Elvira Elbrick
Mowinckel
監督
脚本
原作
製作
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
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