ラジニカーント
アルナーチャラム
大富豪の遺児だと知らされた快男児が遺産を狙う悪党相手に奮戦する一大娯楽作。主演はインド映画界の人気者、「ムトゥ 踊るマハラジャ」の“スーパースター”ラジニカーントで、本作では自ら製作も手掛けた(K・S・ナーガラージャンラージャ、K・ラリウラサード・ラーオと共同)。監督は新鋭のスンダルC。脚本はスンダルCと“クレイジー”モーハーン。撮影はセンディルクマール。音楽はディーヴァー。共演は新星のサウンダリヤー、「ムトゥ 踊るマハラジャ」のセンディルほか。
田園地帯のタミルナドゥ州。大富豪アンマイヤッパン家の跡継ぎアルナーチャラム(ラジニカーント)は妹の結婚式で美女ヴェーダヴァッリ(サウンダリヤー)に出会い、たちまち恋におちる。ところが一家の御意見番のおばあちゃん(ヴァディヴァッカラシ)はアルナーチャラムが孤児だという衝撃的な事実を告げ、ショックを受けた彼は家を出て大都会マドラスヘと旅立つ。ひったくりを助けてやったことで知り合った女性ナンディニ(ランバー)を訪ねて大財閥ミーナクシ社に赴いた彼は、母の形見の数珠玉をうっかり落としてしまい、それを追いかけるうちに重役会議室へ入り込んでしまう。ところがそこで彼は重役たちから彼こそ創業者ヴェーダチャラムの遺児だと聞かされた。亡き父の遺言は30日で30クロール・ルピー(約3億円)の大金を使い切るということ。それができる者ならば、それよりはるかに巨額の遺産を託すに値するというのだ。考えた末アルナーチャラムは遺産全額を慈善団体に寄付することに決めてマドラスを去ろうとした。ところが、重役たちは遺産を自分たちのものにしようと奸計を図り、かくしてアルテーチャラムは悪党相手に自らの遺産を守るため、大金の無駄遣い大作戦に打って出るのだった。
アルナーチャラム
ヴェーダヴァッリ
ナンディニ
ランガーチャリ
アンマイヤッパン
アリヴァラハン
アビラーンダムおばさん
おばあちゃん
[c]キネマ旬報社