メアリー・マクドネル
May-Alice Culhane
打ちひしがれたふたりの女性が人生の再出発を試みる姿を、アメリカ南部のケージャン文化を背景に描いたドラマ。監督・脚本・編集は「メイトワン1920」「希望の街」「フィオナの海」のジョン・セイルズ。製作は「スパニッシュ・プリズナー」のサラ・グリーン、セイルズのパートナーで作品の常連女優でもあるマギー・レンジ。製作総指揮は「ニュートン・ボーイズ」のジョン・スロス。撮影は「クンドゥン」のロジャー・ディーキンス。音楽はセイルズ作品の常連であるメイソン・デアリング。美術はダン・ビショップ、ディアンナ・フレンズ。衣裳はシンシア・フリント。出演は「メイトワン1920」「インデペンデンス・デイ」のメアリー・マクドネル、「真実の行方」のアルフレ・ウッダード、「サイモン・バーチ」のデイヴィッド・ストラサーン、「グリッドロック」(監督も)のヴォンディ・カーティス=ホール、「ため息つかせて」のアンジェラ・バセットほか。
ルイジアナ。テレビのメロドラマ女優のメイ・アリス(メアリー・マクドネル)は交通事故で下半身不随となってしまい、故郷に戻ってくる。自暴自棄となった彼女はリハビリも拒否し、アルコールとテレビ漬けの生活を送り、何人もの付き添い看護婦に見放されるが、無口な黒人のシャンテル(アルフレ・ウッダード)だけは辛抱強く彼女に付き添い、アリスも彼女には親しみをおぼえはじめた。実はシャンテルはかつて麻薬中毒で実の娘と引き離されたという心の傷を負って都会から逃れてきた女性だったのだ。世間と隔絶した生活を送っていたふたりだが、レニー(デイヴィッド・ストラサーン)とカウボーイのシュガー(ヴォンディ・カーティス=ホール)というふたりのケージャン(フランス系住民)の男性が彼女たちを魅惑のザディコ(ケージャン音楽)のリズムに乗せて生命力があふれる沼地にいざなう。豊かな自然と文化に触れていやされていくふたりは、お互いをパートナーとして、過去を乗り越え、人生の再出発を図ろうとするのだった。
May-Alice Culhane
Chantelle
Lennie
Sugar
Rhonda
Louise
監督、脚本、編集
製作
製作
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
美術
衣装デザイン
[c]キネマ旬報社