「話の話」や「霧につつまれたハリネズミ」などで知られるロシアのアニメーション作家、ユーリー・ノルシュテイン監督の、98年暮れの来日の様子を収めた短編ドキュメンタリー。構成に「20世紀ノスタルジア」の原将人があたっている。尚、本作は「ユーリー・ノルシュテイン祭アンコール」の中で上映された。VTR作品。ビデオプロジェクターによる上映。
ストーリー
81年に製作を開始したものの、87年のペレストロイカ、91年のソヴィエト連邦崩壊、そしてそれに伴う国営スタジオの閉鎖と、激動の時代の流れの中で頓挫してしまったユーリー・ノルシュテイン監督の新作「外套」の撮影が、漸く独力で再開されようとしている。ノルシュテイン・スタジオで、ひとり黙々と作品を作り続けるノルシュテイン監督。そんな監督が、98年11月、妻で美術監督でもあるフランチェスカ・ヤルブーソワと来日した。映画は、会場となったラピュタ阿佐谷でのパーティ、記者会見、最新鋭の設備を有した日本のアニメスタジオの見学、ザムザ阿佐谷で行われた講演の模様などを映し出していく。
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