いじめ、登校拒否、家庭崩壊、バイセクシャル、自傷行為、様々な問題を抱えながら生きてきたひとりの青年が、彼を追い込んだ家族と向き合う様子をとらえたドキュメンタリー。監督は茂野良弥。撮影を斉藤大樹、村石雅也が担当している。尚、本作は日本映画学校の卒業制作として製作された作品である。VTR作品。ビデオプロジェクターによる上映。
ストーリー
日本映画学校の生徒・村石雅也は、学校にもバイトにも行かず、ひとり悶々とした日々を過ごしている。慰めと言えば、映画館で声をかけられた男に抱かれること。そんな彼が、故郷である長野へ帰った。幼い頃から積み重ねてきた苦い思いを親たちにぶつける為だ。自分と母親を捨てて家を出ていった父親、夜遊びを繰り返した母親、その母親を奪い去った義父。村石雅也は、家庭崩壊の不安を抱きながらも、彼らと家族の暗部を直視していく。
スタッフ
監督
茂野良弥
卒制版演出
小宮裕治
製作
山谷哲夫
製作補
嶋津敬
撮影、編集
斉藤大樹
撮影、企画
村石雅也
卒制版撮影
曽我隆志
音楽、音響
柞山智宏
美術
金井美樹
録音、プロデューサー
久保啓史郎
卒制版録音
石原正佳
プロデューサー