ウディ・ハレルソン
Big Boy Matson
昔気質のふたりの西部男の生きざまを描いたドラマ。西部劇最後の巨匠サム・ペキンパーが映画化を望みながら実現しなかったマックス・エヴァンスの同名作の映画化で、「クンドゥン」のマーティン・スコセッシの製作の元、監督には「スナッパー」「ジキル&ハイド」の英国人監督スティーブン・フリアーズがあたった。脚本は「ワイルドバンチ」で知られるウォロン・グリーン(「イレイザー」など)が担当。製作は「ノッティングヒルの恋人」のティム・ビーヴァンとエリック・フェルナーのコンビ、スコセッシと彼とコンビを組むバーバラ・デ・フィーナ。製作総指揮は「BOYS」のラッド・シモンズ。撮影は「スナッパー」「私の愛情の対象」のオリヴァー・ステイプルトン。音楽はコーエン兄弟作品で知られる「将軍の娘 エリザベス・キャンベル」のカーター・バーウェル。美術・衣装はデイヴィッド・リンチ作品で知られる「エンド・オブ・バイオレンス」のパトリシア・ノリス。編集はダニー・ボイル作品の常連マサヒロ・ヒラクボ。出演は「ラリー・フリント」のウディ・ハレルソン、「秘密の絆」のビリー・クラダップ、「パトリシア・アークエットのグッバイ・ラバー」のパトリシア・アークエット、「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のコール・ハウザー、「イフ・オンリー」のペネロペ・クルス、「ビッグ・リボウスキ」のサム・エリオットほか。
ニューメキシコの広大な平野ハイロー・カントリー。孤児のピート(ビリー・クラダップ)はカウボーイとしてひとり牧場を取り仕切る日々のなか、カウボーイのビッグ・ボーイ(ウディ・ハレルソン)とその弟リトル・ボーイ(コール・ハウザー)と出会い、家族のように親交を深めた。だが、おりから第に二世界大戦が勃発、彼らは従軍し、別々の戦場で戦った。戦後間もなくピートは復員するが、知らぬ間にハイロー・カントリーは成り上がり者のジム・エド(サム・エリオット)に土地が買い占められ情勢は一変していた。リトル・ボーイも今はジム・エドの配下だった。そんななか酒場で彼は魅惑的な人妻モナ(パトリシア・アークエット)に出会う。彼女はジム・エドの手下レスの妻だった。ジョセファ(ペネロペ・クルス)という恋人がいながら彼女に激しく恋するピート。やがて親友のビッグ・ボーイと再会したピートだが、なんと彼はモナと深い仲になっていた。友情と恋愛感情のはざまで苦しみながらも、ピートはジム・エドに反抗し、昔気質のカウボーイ魂を貫くビッグ・ボーイと行動を共にし続ける。そんな仲、彼とモナの仲は公然の秘密となり、嫉妬に狂ったレスが彼を殺そうとしているという噂が立つ。ある晩、ビッグ・ボーイとレスはついに衝突、ジム・エドの一派と壮絶な殴り合いを演じた。騒動の後、ふたりはモナとジョセファを連れ、森で飲み直すが、ビッグ・ボーイが眠り込んだ間にピートは激情にかられモナを抱いてしまう。過ちを言い出せないまま冬が来て春が訪れ、その間にビッグ・ボーイは雇い主から牧場を受け継ぎ、ついにモナとの結婚を決めた。だが、その矢先、ビッグ・ボーイは実家に戻った時、リトル・ボーイと争い、彼に撃たれてあっけなく死んだ。葬儀でピートはリトル・ボーイを殺そうとするが、兄弟の母のたっての懇願で断念した。かくして、ピートは葬儀が終わってから墓地に来たモナに別れを告げ、ビッグ・ボーイの思い出を胸にハイロー・カントリーから立ち去った。
Big Boy Matson
Pete Calder
Mona Birk
Little Boy Matson
Josepha O.Neil
Jim Ed Love
Billy Harte
Delfino Mondragon
Hoover Young
Meesa
Les Birk
監督
脚本
原作
製作
製作
製作
製作
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術、衣装デザイン
編集
字幕
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