2000年問題に揺れる、ある家庭の年末年始の様子をとらえた短篇ドキュメンタリー。監督は林建太。尚、本作は映画美学校が主催する特集上映『1st Cut』のドキュメンタリープログラムの一作として公開された。DV作品。βカムビデオプロジェクターによる上映。
ストーリー
重度の障害を持つ百瀬進也さんの在宅介護ヘルパーを務めている林建太は1999年の大晦日に百瀬さん宅を訪れる。2000年問題で万一電気が止まったら、進也さんの命にかかわる医療器械もストップしてしまう恐れがあるのだ。紅白歌合戦が終わり、やがて“その時”がやってくる。だが何事も起こらず、百瀬家にどの家庭とも変わらない年末年始の日常が戻るのだった。