監督、脚本、アニメーション監督、美術
チェコの映像作家、ヤン・シュヴァンクマイエルの未公開作品を、オリジナル・バージョンで特集上映。当時の検閲によって改変やカットを余儀なくされた作品ばかり。本作は触覚を意識した代表的作品。
ストーリー
ポーの原作を朗読と実写とアニメーションで描く。アッシャー家の当主に手紙を貰った幼友達が邸を訪れると、青ざめ変わり果てた友人の姿があった。最愛の妹に死期が迫っているというのだ。「すべての無機物にも知覚がある」と語るアッシャー。彼の精神状態や邸の崩壊する様子が、沼の粘土や木の根、朽ち果てる椅子などで表現される。