ハルク・ホーガン
Rip
WWFのヒーロー、ハルク・ホーガンが初主演した闘魂格闘技アクション。製作はマイケル・ミラクル、監督はトーマス・J・ライト、脚本はデニス・ハッキン、撮影はフランク・ビースコーチャーが担当。出演はほかにジョアン・セヴィランスら。
プロレス界のチャンピオン、リップ(ハルク・ホーガン)は今日もライヴァルをマットに沈める。そんな彼の人気を我がものにしようとしたTV会社社長トム・プレル(カート・フラー)はリップを買収しようとするが相手にされず、今度は刺客を送り込むも、ことごとく失敗した。リップのPR担当者である若い女性サマンサ(ジョアン・セヴェランス)は強さの陰に優しさを秘めた彼にしだいに魅かれてゆくが、一方、視聴率競争に血道をあげるプレルは素人レスリングをTV中継、そこに現れたチャンピオン、ゼウス(トム・タイニー・リスター・ジュニア)とリップを対決させようともくろむ。ブレルはリップを挑発ずるためザマンサや彼の弟を痛めつけ、ついにリップも怒りを爆発させゼウスとの対決に臨むが、そこにはサマンサを人質にとったブレルの罠が仕掛けられていた。が、サマンサは自力で脱出、リップの鉄槌が見事敵を打ち砕くのだった。
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