ロバート・モンゴメリー
Kelly
アル・ウッズ演出のもとのニューヨークに上演された映画劇を映画化したもので、脚色は「ブロードウェイ・メロディー」のサラ・Y・メイソン、台詞はジョー・ファーナムとロバート・E・ホプキンスが受け持ち、「俺は渡り鳥」「ホリウッド・レビュー」のチャールズ・ライズナーが監督にあたった。主なる出演者は「ビッグ・ハウス」のロバート・モンゴメリー、「月光の曲」のドロシー・ジョーダン、「歓楽の孤児」のベニー・ルービン、「エロチック艦隊」のJ・C・ニュージェント、ドロシー・マクナルティ等でカメラは「スピードウェイ」「鉄路の王者」のヘンリー・シャープ担任。
ジャック・ケリーはウォータースの経営する百貨店の積出係をしていたが、短期なウォータースの機嫌に触れ、同輩のベニーと共に免職を申し渡された。しかしゴルフ狂のウォタースはケリーがゴルフの名選手であることを知るやただちに前言を取消、彼を復職せしめ、ベニーもまたケリーの口添えでくびをまぬかれた。ウォータースはケリーのコーチを受けたいが一心でケリーをゴルフ・クラブに出入りするよう取り計らった。ケリーはゴルフ・リンクで図らずも百万長者の令嬢マリリンの美しい姿を見て、ウォータースとの約束も度外視して彼女の機嫌をとるに忙しかった。2人は遂に駆け落ちして結婚してしまった。人の噂からマリリンはケリーを汽船会社の社長と信じて父にこの旨を電報で知らせた。ケリーは気後れがして取り消す暇もなかったが翌朝彼は遂に自分の素性を打ち明けた。彼女はあまりのことに驚き悲しんでベッドにうつ伏せしてしまった。しかし彼に対する愛情がなくなったわけではなかった。ケリーは彼女の泣き沈む姿を見て力なく彼女のもとを去った。ジョンソンと選手権を争うことになっていたケリーは、マリリンが彼のために賭けていたのを知って必勝を期していた。マリリンの父は娘が名も知れぬ男と結婚したと知って彼女を厳しく難詰したがケリーがゴルフの選手権を争ってジョンソンと試合すると聞いて、これも大のゴルフ狂である父は何故そうならそうと早く言わんのじゃと今度は逆に娘を激励したので彼女は喜んで試合半ばのケリーを鼓舞した。気をくさらしていたケリーはたちまち元気回復してみごと優勝し選手権を堂々獲得した。その後、ケリーとマリリンとが結婚生活に入ったのは言うまでもない。
Kelly
Marilyn
Benny
Waters
Virgie
Tewksbury
Gardeber
Johnson
Martha
Williams
Proprietor
Brown
監督
製作
撮影
音楽
音楽
振り付け
台詞
台詞
脚色
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