アナンダ・エヴァリンハム
タン
ミステリアスな記憶喪失の男性と彼を引き取った女性をめぐるラブストーリー。主演は、2007年釜山映画祭でスター・サミット・アジアに選出された俳優アナンダ・アヴェリンハム。
ウム(エーム)は、イベント運営会社に勤めるOL。最近は、彼氏に振られた上に、甥オムの面倒まで見ることになり、人生を悲観していた。さらに追い討ちをかけるように、彼女は車で若い男性(アナンダ)を轢いてしまう。この事故が原因で青年が記憶喪失となったことに責任を感じた彼女は彼を引き取ることを決意する。しかし記憶の手がかりは事故で血染めのシャツに刺繍されていたテンという名前のみだった。こうして、彼女と彼の奇妙な同居生活が始まる。やがて、ふたりはお互いの気持ちを近づけていくのだが……。
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