ジェイソン・パトリック
Collie
放浪の旅をする若者が犯罪に巻き込まれていく姿を描く。スタンリー・キューブリック監督作品「現金に体を張れ」「突撃(1957)」の脚本家としても知られるジム・トンプソンの55年に発表された同名小説を基に、「フーズ・ザット・ガール」のジェームズ・フォーリーが監督。製作・脚本はボブ・レドリン、共同製作はリック・キドニー、エグゼクティヴ・プロデューサーはケアリー・ブロカウ、撮影はマーク・プラマー、音楽は「落陽」のモーリス・ジャールが担当。
カリフォルニアの砂漠をさまようコリー(ジェイソン・パトリック)は、ふと小さなバーに立ち寄り、そこで美しい未亡人フェイ(レイチェル・ウォード)に声をかけられる。彼女の、人を小馬鹿にした口ぶりに抵抗を感じ店を出たが、後から追って来たフェイの車に誘われるまま同乗し、そのまま彼女の家に転がり込んでしまう。その夜酒場で、フェイの叔父と名乗る男バド(ブルース・ダーン)から、コリーが若手の有望ボクサーだった過去を知った上で、富豪バンダーベンダー家の子供を誘拐する計画を持ちかけられる。フェイに忠告され、彼女のもとを去ったコリーは、初老の医師ゴールドマン(ジョージ・ディッカーソン)に拾われ、雑役夫として働き始めるが、再びフェイの家へ舞い戻ってしまう。コリーが戻ったことで誘拐計画は実行され、なんとか成功するが、誘拐した子供ジャックが、持病の糖尿病を悪化させ瀕死の重体に陥ってしまう。コリーの献身的な看病で、容体を持ち直し、その夜、コリーとフェイはついに結ばれる。危険を覚悟で、人質とともに身代金を受け取りにいく3人。指定した空港に入っていったバドは、彼を憎むバート(ロッキー・ジョルダーニ)に殺されてしまう。コリーとフェイは砂漠へ逃げるが、カー・ラジオから、コリーが未亡人と子供を人質にして逃走していると報道が流れる。車を止め、外に出て話し合うコリーとフェイ。フェイを救おうと決めたコリーは子供を殺すと宣言し、わざと銃を無造作にポケットに差し込み子供を車から外に出そうとする。そのとき、銃を抜いたフェイにコリーは射殺されるのだった。
Collie
Fay
Bud
Doc_Goldman
Charlie
Bert
監督
脚本、製作
原作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
字幕
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