エイミー・スティール
Ginny
ニュージャージー州の郊外のあるキャンプ場を舞台に訪れた若者たちが惨殺されるという恐怖映画で「13日の金曜日」の続篇。製作総指揮はトム・グルーエンバーグ、製作・監督はこれがデビューのスティーブ・マイナー、脚本はロン・カーツ、キャラクター創作はビクター・ミラー、撮影はピーター・スタイン、音楽はハリー・マンフレディーニ、編集はスーザン・E・カニンガム、製作デザインはバージニア・フィールド、特殊メイクアップはカール・フラートンが各々担当。出演はエイミー・スティール、ジョン・ヒューリー、エイドリアン・キング、カーステン・ベイカー、スチュアート・チャーノ、クリングトン・ジレット、ウォルト・ゴーニィなど。
ニュージャージー州ブレアーズタウンから数マイル離れた郊外にあるクリスタル・レイク。13日の金曜日にこの静かな湖で7人の若者たちが次々に殺され、唯一助かったアリス(エイドリアン・キング)は、しかし、その事件以後毎日のように悪夢にうなされていた。その事件は、息子を失った母親が、その原因ともなったキャンプ場の人々に対する復讐から起きた殺人事件だったが、アリスがこの母親の首をはねて事件が落着したかのように見えていた。しかし、いつものように夢にうなされたアリスが冷蔵庫で殺したはずの母親の生首を見つけ、その直後何者かによって殺されるという事件が起きた。それから5年、静けさを取り戻したクリスタル・レイクの附近に、再び若者たちが集まってきた。町で見かけた無気味な老人ラルフ(ウォルト・ゴーニィ)の忠告も無視して集まって来たのは、クリスタル・レイクの近くのキャンプ場でのカウンセラー・トレーニングに参加するためだ。リーダーであるポール(ジョン・ヒューリー)と恋人ジニー(エイミー・スティール)の他に足が不自由な車椅子の青年や美人のテリー(カースティン・ベイカー)など10名足らずだ。その夜、キャンプ・ファイヤーを囲んでのひとときに、13日の金曜日の惨劇の話が出て、その時の犯人の息子ジェイソンはまだ生きているというウワサがあることをポールが語った。その夜、若者たちの様子を見にきたラルフが何者かによって殺された。翌日、町へ遊びに行く者と残る者に二分され、キャンプ場は以前より静けさを増した。そして残った組のうち、テリーに気のあったスコット(ラッセル・トッド)とテリーが犠牲者になった。町から戻ったポールとジニーを迎えたのは異様な光景と化したキャンプ場と、顔を布で覆った男、ウワサのジェイソン(クリングメン・ジレット)だった。彼はやはり生きていたのだ。しかもミイラ化した母親の頭部を森の中の棲家に保存して…。その家に迷い込んでしまったジニーは、ジェイソンの母親が身につけていたものを一時まとい、母親だと思い込んだジェイソンが凶器を捨てようとするが、その寸前、変装がばれて再び襲われるジニー。助けに入ったポールとジェイソンの格闘となるが、やがてジェイソンは何処へともなく去ってゆくのだった。
Ginny
Paul
Alice
Terry
Ted
Jason
Crazy_Ralph
監督、製作
脚本
キャラクター創造
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
特殊メイク
字幕
[c]キネマ旬報社