ジュリアン・エルティンジ
Temple_Trask
「私が女なら」で紹介された米国唯一の女形ジュリアン・エルティンジ氏の主演映画で、「未開の人」「若者よ嘆くな」その他と同じくドナルド・クリスプ氏の監督。対手はデイジー・ロビンソン嬢。
ある新聞の持ち主テムプル・トラスクは帰省の途次旧友ビリー・ワイズに会った。またヘレン・スコットという乙女は学校からの帰省の途中に病気の祖母や付添い人のブルース夫人と共に正に船旅に出ようとしていた。乙女の祖母の弁護士アドリアンと看護婦レナとの両名は共謀して莫大の財産横領を企てていたが、トラスクとワイズの両名が悪人2人をあやしと睨んで同船し、トラスクは得意の女装をもってカーファックス夫人と化け悪漢の計画を常に注意し、一方トラスクとしてはヘレンと恋を語る身となった。ヘレンの家へ一同到着したとき、船中で紛失したヘレンの祖母の有価証券が不思議な機会からトラスクによって発見され、悪人は捕らえられトラスクは堂々ヘレンに意中を打ち明ける。
Temple_Trask
Billy_Wise
Helen_Scott
Mrs._Mary_Meyes
Adrian_Graw
Rona_Varsey
[c]キネマ旬報社