![ラリイ・パクス](/img/common/temporaryImage.png)
ラリイ・パクス
Al_Jolson
「ジョルスン物語」の続篇で、製作と脚色は同じくシドニー・バックマン。監督は「戦うロビンフッド」のヘンリイ・レヴィン。撮影は「姫君と海賊」のウィリアム・スナイダー、音楽はジョージ・ダニングの担当である。アル・ジョルスンには正篇と同じくラリイ・パクスが扮するほか、新たに「窓」のバーバラ・ヘイルが加わり、谷「夜は千の眼を持つ」のウィリアム・デマレスト、ルドウィヒ・ドナート、ビル・グッドウィン、マイロン・マコーミックらが助演する1950年作品。
シンガーとして功成り名とげたアル・ジョルスン(ラリー・パアクス)は、ハリウッドに隠棲して小さなナイト・クラブで歌っては悠々自適の生活を送っていた。妻も彼の元を去り、ブロードウェイ主演での大成功も彼を興行界に引きとめず、この不世出の歌手も一時引退したかにみえた。しかし母が死んだ時、父は、彼の芸道への精進をさとした。たまたま第2次大戦が起こり、彼は旧マネジャー、スティヴ・マアティン(ウィリアム・デマレスト)のたっての勧めで、海外将兵の慰問に世界中を飛びまわった。将兵の感謝と激讃にも拘らず、彼はマラリアにかかって帰国したが、その病床に付き添った看護婦エレン(バーバラ・ヘイル)との交際は、2人を結婚にまで進ませた。戦後、オールド・タイマーの悲哀をかこつアルの新家庭に、かつて彼が慰問の途上アリューシャンで出会った部隊長で、現在映画製作者をしているブライアント(マイロン・マコオミック)が訪ねて来た。彼の伝記映画を製作したいという申し込みに、アルはびっくりしたが、しかし技術の粋をつくしてアルの声を吹き込んだ映画「ジョルスン物語」は異常の大成功を生み、かくてアル・ジョルスンは頭髪霜をいただく年齢で再びトップ・エンターテイナーの位置にのし上がったのだった。
Al_Jolson
Ellen_Clark
Steve_Martin
Cantor_Yoelson
Tom_Baron
Ralph_Bryant
Mama Yoelson
Henry
Charlie
監督
製作、脚色
撮影
音楽監督
美術
録音
作曲
アソシエイト・テクニカラー・カラー・ディレクター
振付け
[c]キネマ旬報社