ヴィオレタ・ウルマーナ
アイーダ
NYメトロポリタン歌劇場のオペラ公演を、高画質とダイナミックな音響によりスクリーンで楽しむ“METライブビューイング”。古代エジプトで繰り広げられる3人の男女の愛の葛藤を描く。MET歌劇場の広大な舞台を活かした演出が見どころ。指揮はダニエレ・ガッティ、演出はエミー賞受賞監督のソニヤ・フリゼル。
古代エジプトの王宮。エチオピアの王女アイーダ(ヴィオレタ・ウルマーナ)はエジプト軍に捕らえられ、身分を隠して奴隷として仕えている。彼女は、将軍ラダメス(ヨハン・ボータ)と密かに愛し合っていた。しかし、エジプトの王女アムネリス(ドローラ・ザジック)も、ラダメスを愛していた。ラダメスは、エチオピアとの戦いに出かける。アイーダとラダメスの仲を疑っているアムネリスは、ラダメスは死んだと嘘をついて、アイーダの本心を探り出す。エジプト軍は勝利を収め、凱旋する。その行進のなかに、捕虜として捕らえられたアイーダの父であるエチオピア王アモナスロ(カルロ・グエルフィ)がいた。アモナスロは、エジプト軍の秘密を聞き出すよう、アイーダに命じる。アイーダは、ラダメスとの将来を信じて、アモナスロの命令に従う。ラダメスは祖国への忠誠心を抱きながらも、アイーダへの愛のために秘密を漏らしてしまう。秘密を漏らしたことが発覚したラダメスは捕らえられ、地下牢に入れられる。そこにアイーダが現われる。2人は来世での愛を誓い、死んでいく。