ルネ・フレミング
アルミーダ
NYメトロポリタン歌劇場のオペラ公演をスクリーンで楽しむ“METライブビューイング”。ロッシーニ作曲による、十字軍の騎士を愛した魔女の野望を描くファンタジー。指揮はイタリア・オペラ界を牽引するリッカルド・フリッツァ、演出はメアリー・ジマーマン。出演は現代随一のスター・ソプラノ、ルネ・フレミング。
中世、エルサレムの近く。ダマスカスの女王で魔女のアルミーダ(ルネ・フレミング)は、十字軍の前に現れる。アルミーダは、親族が自分の王冠を狙っていると嘘をつき、戦士を与えるよう懇願する。しかし彼女の本当の狙いは、愛するリナルド(ローレンス・ブラウンリー)を傍に置くことだった。十字軍の次の指揮官に、リナルドが指名される。すると、騎士ジェルナンド(ホセ・マヌエル・サパータ)は憤慨し、アリア『耐えはしない』を歌う。そして、リナルドとアルミーダが愛し合うのを嘲笑する。リナルドはジェルナンドと決闘を行い、ジェルナンドを倒す。リナルドは騎士たちに責められるが、アルミーダは自分の思い通りになったとほくそ笑んでいた。アルミーダとリナルドは魔法の国に逃れ、甘美な二重唱を歌う。続いて、アルミーダは超絶技巧を駆使する大アリア『愛の甘き帝国に』を歌う。リナルドはアルミーダとの愛に溺れていく。そこに、騎士ウバルドとカルロが現われ、3人で逃亡するようリナルドを説得し、テノールの三重唱『一つになって戦おう』を歌う。アルミーダは魔法の力を使って、彼らを追い掛ける。