扉のむこう:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
扉のむこう
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扉のむこう

2010年3月6日公開、110分、社会派
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数々のドキュメンタリー作品で高い評価を得ているイギリス人監督、ローレンス・スラッシュが、日本の社会問題である引きこもりの問題を描いた作品。引きこもりの実態と、その周辺に潜む問題をあぶり出す。フリースクール出身者を始め、ほとんどが素人の出演者を起用し、ドキュメンタリータッチの手法で製作している。

ストーリー

学校で問題を抱える10代の少年宏(根岸健太)は不満を内に秘めたまま、ある日突然、自分の部屋に閉じこもってしまう。その後2年間、部屋から出る事を拒否し、誰も中に入れようともしなかった。両親はそのことを恥じ、心理学者やソーシャルワーカーといった専門家に助けを求めることもなく、友人や親戚にも事実を隠そうとする。当然のように、次第に家庭は崩壊してゆく。母親の淑子(印南雅子)は息子の行動を持て余し、長い間引きこもる息子の言いなりにならざるを得ない。息子のために食事を用意するなど、その要求に応え続ける一方で、近所の人や友人の前では平静を装う。部屋の中の宏の様子は一切わからず、部屋の中と外を隔てる扉を挟んで、宏と淑子はいつしかお互いに依存するようになっていた。だが、そういった母子関係はこの2人に限らず、日本の社会ではよく見られることだった。父の透(古澤豪)はいつも仕事で家にはほとんどおらず、淑子と宏はますます互いに依存するようになっていく。淑子は宏が生きていく限りずっと、そうやって面倒を見続けていくかのように……。

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作品データ

原題
Tobira no Muko/Left Handed
製作年
2008年
製作国
日本
配給
サイズ
初公開日
2010年3月6日
上映時間
110分
製作会社
SIZE=Growth films
ジャンル
社会派


[c]キネマ旬報社