チェヴィ・チェイス
Max
放射能のせいで念力を使えるようになった男が巻き起こす騒動を描く喜劇。製作はアラン・グライスマンとマイケル・シャンバーグ。エグゼクテイヴ・プロデューサーはこの映画の撮影中に急死したダグラス・ケニー。監督はケン・シャピロ。脚本はシャピロとトム・シェローマン、アーサー・セラーズが共同で執筆。撮影はエドモンド・クーンズ、音楽はドミニク・フロンティア、特殊視覚効果はトライプレーン・フィルムズ・インクが担当。出演は監督と同じバード大学に学んだチェヴィ・チェイス、パティ・ダーバンヴィル、メアリー・ケイ・プレイス、ダブニー・コールマンなど。日本版字幕は岡枝慎二。デラックスカラー、ビスタサイズ。1983年作品。
マックス(チェヴィ・チェイス)は航空管制官で、過密な空の管制のため極度の緊張を強いられてノイローゼ気味。その上人一倍のやきもち焼で、恋人のダーシー(パティ・ダーバンヴィル)は別れたいと言い出す。マックスはかつて彼の妻であったロレイン(メアリー・ケイ・ブレイス)と会い、ノミの市に出かけ、そこで高校時代の学友で、今は出版を手掛けているブライアン(ブライアン・ドイル=マレー)に会う。ブライアンにロレインは好意を感じた。ブライアンは売れっ子作家マーク(ダブニー・コールマン)のパーティに2人を招待した。マークは自信過剰のイヤ味たっぷりの男だった。マックスはそこで舞台プロデューサーのバリーと一緒のダーシーを見て、嫉妬の炎を燃やした。ふられたマックスがハイウェイをとばしていると、前の大型トラックから放射能廃棄物の緑の液体があふれてきた。かくして核汚染したマックスには、念力能力がそなわり、レストランでダーシーとバリーを見ると、念力でバリーに鼻血を出させた。バレエを見に行くと、ダーシーとバリー、ロレインとブライアンが仲良く観劇していた。マックスはバレエにやつ当りして、目茶目茶にしてしまう。やっとダーシーをくどき落として、久しぶりにベッドインしたものの、まだインサートしないのに、彼女はマックスの超能力でエクスタシーの絶叫をあげた。すっかりマックスを見直したダーシーは、彼と一緒にブライアンの別荘に行く。海辺を散歩するダーシーにマークが声をかける。それを見たマックスは嫉妬し、ディナーの席で彼を散散の目に合わせた。メイドのドリータは、ヴードゥー教の悪魔払いでマックスの念力を解きほぐそうとするが効果はない。嵐とともに屋根の上に押し出されたマックスを助けようとしてダーシーも屋上へ出て、彼を本心から愛していることを告げた。すると、ヴードゥー教の悪魔の粉とともに念力能力はマックスから抜け出し、ドリータにとりついた。ドリータは硬直状態でさかさ吊りとなり、マックスとダーシーは屋上で熱いキスをかわすのだった。(20世紀フォックス配給*1時間32分)
Max
Darcy
Lorraine
Dorita
Brian
Barry
Mark
監督、脚本
脚本
脚本
製作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
特殊効果
特殊効果
字幕
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