“地球はそれ自体がひとつの生命体である”というジェームズ・ラブラック博士のガイア理論に基づいて制作されるドキュメンタリーシリーズ7作目。統合医療の医学博士アンドルー・ワイル、環境教育活動家の高野孝子、ツール・ド・フランス覇者のグレッグ・レモンが自然治癒力について語る。監督は全6作に引き続き龍村仁。デジタル上映。
ストーリー
“全ての生命が潔く、健やかに生き続けるために”をコンセプトに、この世の全ての生命体がその内部に秘めている生命の叡智、自然治癒力の健やかな発現を願い、祈る。今、悪性の肺炎に苦しんでいる母なる星地球が、自らの自然治癒力によって病を癒そうとしている。過激化する天候異変は、その現れである。生命の危機的状況下で自然治癒力が発揮されるか否かは、私たちの心のあり方と関係があるのではないか、という考えの元に、人類が何に気づき、何を捨て、何を取り戻すべきかを描いていく。統合医療の医学博士アンドルー・ワイルは自発的治癒力について、環境教育活動家の高野孝子は先住民の叡智について、ツール・ド・フランス覇者のグレッグ・レモンは自転車的未来についてそれぞれ語る。また、日本の伊勢神宮をはじめとする全国各地の神社の神事を追う。その背後には、日本人の祖先が縄文時代から受け継ぎ、数千年に渡って洗練させてきた独自の自然観がある。“人間は宇宙の大いなる意志によって生かされている”というその自然観は、“母なる星地球はひとつの大きな生命体であり、人間はその大きな生命の一部分として生かされている”というガイア理論に通じるものである。