「ドレミファ娘の血が騒ぐ」の女優・洞口依子と、映像作家・石田英範によるウクレレ・ユニット“パイティティ”の2008年夏の活動を収めたドキュメンタリー。黒沢清監督、関口和之らのインタビューを交えながら、パイティティの魅力を余すところなく伝える。監督は、テレビ『ウルトラマン・メビウス』の原口智生。
ストーリー
1998年、女優・洞口依子と映像作家・石田英範が結成したウクレレ・ユニット“パイティティ”は、ハワイアンとは異なるプログレッシブなサウンドで、コアなファンの注目を集めている。2004年、洞口は子宮頸がんを発症し、辛い闘病生活を経験した。それを乗り越え、2005年、ネットシネマ『マクガフィン』の出演、サントラで女優・音楽活動を再開した。結成10年目を迎えた2008年、特撮の巨匠・原口智生監督によって、パイティティのドキュメンタリーが企画・構成された。本作は、渋谷のジャズクラブ“JZブラッド”で行われた単独ライブ映像、原口監督らの競作によるミュージック・クリップ、沖縄ツアーでの商店街を練り歩きながらの演奏、日本最大のウクレレ・イベントに参加したときの様子やオフショットなど、奇想天外なパイティティの魅力が溢れる作品となった。洞口のデビュー作「ドレミファ娘の血が騒ぐ」から関わりが深い黒沢清監督、ウクレレの師匠でパイティティの生みの親であるウクレレ愛好家・関口和之、ニューウェーブ・バンド“ヒカシュー”の巻上公一、沖縄の映画界を牽引する當間早志監督らのインタビューをはさみながら、パイティティの破天荒な夏を追い掛ける。
スタッフ
監督、特撮監督、企画、構成
原口智生
エグゼクティブプロデューサー
高橋信彦
撮影
高橋義仁
音楽
石田英範
美術
磯見俊裕
編集、監督補
本田吉孝
特殊メイク
森田誠
照明
田村文彦
CGI監督
早川哲司
特撮美術
高橋勲
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作品データ
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