ルネ・フレミング
伯爵令嬢マドレーヌ
米国を代表するオペラハウス、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)。同所で行われる最新オペラ公演を、高品質のHD映像と最新の音響で収録し、映画館で上映する。本作は、リヒャルト・シュトラウスがその生涯の最後に作曲した名作。伯爵夫人が当たり役のR・フレミングが、2人の男性の間で揺れ動く恋心を見事に体現。
詩人のオリヴィエと音楽家であるフラマンから想いを寄せられている伯爵夫人。若くして夫を亡くした彼女を巡り、2人の間で論争が繰り広げられるうちに、“言葉”と“音楽”はどちらが重要なのかという議論へと発展する。やがて彼らから求愛された夫人の周りで、二重唱、四重唱、八重唱と様々なアンサンブルが展開されていく。
[c]Ken Howard/Metropolitan Opera
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