ソン・サムドン
ヒョクチン
恋人にフラれた小心者の男性が、酒と女性に心を掻き乱されつつ繰り広げる珍道中を描くコメディ。ノ・ヨンソク監督が100万円以下の低予算で製作しながらも、ロカルノ映画祭などで高い評価を受けた。出演は、監督自身が発見し、本作は商業映画デビューとなるソン・サムドン、「ある日突然3番目の話 D-day」のキム・ガンヒ。
ストーリー
彼女にフラれ、傷心のヒョクチン（ソン・サムドン）。彼を慰めるために友人たちが飲み会を開く。大いに盛り上がった飲み会の最中、明日みんなで江原道のチョンソンに旅に出ようということになる。しかし翌日、待ち合わせ場所にやってきたのはヒョクチン1人だけ。待てども現れぬ友人たちに連絡を取るが、“飲み過ぎで…”、“仕事で…”行けるわけがないとの返事ばかり。仕方なく、休日になったら合流するという友人の言葉を信じ、1人で目的地へ向かうことにする。宿泊先のペンションは友人が紹介してくれたところだが、知り合いだという主人はものすごく感じが悪い。それでも、隣部屋に宿泊しているらしい美人（キム・ガンヒ）からは“酒を買ってきて”という誘惑に満ちたポーズも……。旅先の部屋で一人酒を飲みながら、ヒョクチンは隣部屋の美女の誘惑に心が揺れ始める……。
