ダスティン・ファーナム
Mark_Quaintance
世界戦争時代の愛国劇の1つであってジョージ・ブロンソン・ホワードの原作を、「ブライド十三」「雷鳴」等を監督したリチャード・スタントンが監督したもの。主役は「海の猛獅子」「男子の本領」等主演のダスティン・ファーナムで、対手は古い氏の映画殆ど全部と同じくウィニフレッド・キングストンである。
マーク・クエンタンスは金持ちで道楽者のように思われていた青年であるが、アメリカが国事多端の際、ドイツが多く潜入している事を一将軍から聞いて敢然立ってドイツの人名簿を手に入れるためベルリンに派遣される事になった。一方ドイツはこれを知りグレダ・ホルツという配下の美人をしてマークを味方に入れようと計るが、2人は恋に陥って目的を遂げられなかった。マークは苦心の末に探偵部長のもとから人名簿を奪いグレタに命じてこれをアメリカ大使に届けさせる。2人は後捕えられ、共に銃殺されてしまった。
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