ウクレレ誕生の歴史を貴重な映像を織り交ぜ綴る音楽ドキュメンタリー。「フラガール」の音楽を手掛けたジェイク・シマブクロ、世界最高齢のプロ演奏家ビル・タピア、カナダのウクレレ・マイスター、ジェームズ・ヒルなど世界的プレイヤーたちが、ウクレレの魅力を伝える。ウッドストック映画祭2009最優秀観客賞受賞。
ストーリー
1800年代後半、ポルトガル移民によってハワイにもたらされたウクレレは、当時の王がその美しく優しい音色を気に入って宮廷音楽に取り入れたことからその歴史が始まる。それから50年近く、ハワイだけでなくアメリカ本土でも最もポピュラーな楽器として愛された。しかし1950年代、ザ・ビートルズの出現によりエレキギターが主役の座を奪い、ウクレレは次第に忘れ去られていった。それから時が過ぎ、21世紀、ウクレレは再び脚光を浴び始める。新世代のウクレレ奏者たちは、クラシックやパンク、ヒップホップなど現代音楽と融合させ、オリジナリティあふれるサウンドを生み出している。映画「フラガール」の音楽を手掛け、日本でも絶大な人気を誇るジェイク・シマブクロは、繊細かつ力強い演奏を見せる。103歳を迎えたビル・タピアは、ハワイの音楽史そのものというべき言葉を語る。カナダ出身のジェームズ・ヒルは、華麗な指さばきとともに自分の哲学を語る。そのほか、ハワイを代表する音楽家キモ・ハッシーや、カナダのウクレレ楽団“ラングレー・ウクレレ・アンサンブル”など世界的プレイヤー、習い始めたばかりの子供、大人など様々な人が登場し、ウクレレの魅力を伝える。
キャスト
ビル・タピア
タイマネ・ガードナー
ジェームズ・ヒル
キモ・ハッシー
ピーター・ルオンゴ
ジム・ベロフ
デント・メイ
ジョン・ブラマン
ユニ&ハー・ウクレレ
ボルダー・アコースティック・ソサイエティ
クリス・サルバドール&ダニエル・ナカシマ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]2009 Tiny Goat Ltd.
[c]キネマ旬報社