監督、撮影、編集
人生の晩年を迎えている高齢被爆者の日々の営みを基軸に、原爆によって運命を変えられた様々な人々の命の輝きを映し出すドキュメンタリー。監督は「ネムリユスリカ」の坂口香津美。ナレーションを「キャタピラー」の寺島しのぶが務める。
ストーリー
長崎にある被爆高齢者のための特別養護老人ホーム<恵の丘長崎原爆ホーム>。入居者たちは年に数度、ホームを訪ねて来る小中高生のために“あの夏の日に遭遇した自らの被爆体験”を劇にして上演している。また、被爆地長崎で、犠牲者を追悼し、原爆症による苦しみ、哀しみと闘いながら人間の尊厳を訴え、信仰とともに平和を希求する人々、そして被爆が人体に与える影響を医学的に究明し、その医学によって被爆者を治療する最前線の人々の姿をカメラは捉える。