“どんなに重い障害を持っていても、本人もその家族も普通に生きてゆける社会をめざす”という理念のもとつくられた、重症心身障害児者のための生活介護事業所のドキュメンタリー。2つ目の施設建設計画が持ち上がってからの5年間を追う。ナレーションは、「TAKAMINE アメリカに桜を咲かせた男」の長谷川初範。
ストーリー
静岡県富士市にある生活介護事業所“でら~と”は、重症心身障害児者のための通所施設である。“どんなに重い障害を持っていても、本人もその家族も普通に生きてゆける社会をめざす”という理念のもと、親たちが立ち上げた。重症児の多くは、経管栄養や痰の吸引、酸素吸入など日常的な介護としての医療的ケアを必要とする嚥下障害、呼吸障害等を持っている。でら~とは、生活支援員以外に看護師も常勤し、それぞれの障害や個性に合わせたプログラムで、日中活動を支援している。利用者は多くの人や地域との関わりのなかで社会性を身につけ、誰からも介護を受けられるように成長していく。そして親たちも法制度の改革の波にもまれつつ行政に働きかけ、自分たちのニーズに合った制度や施設づくりを行ってきた。親も子も人生を明るく送れる地域社会づくりを目指し、“福祉の受け手から担い手になる”という発想で、新しい未来を改革してきた。2つ目の施設建設計画が持ち上がったころからの5年間を、カメラが追う。
スタッフ
ナレーション
長谷川初範
撮影、プロデューサー
貞末麻哉子
音楽
木霊
編集、構成
洪福貴
整音、MA(音声編集)
中山隆匡
整音、MA(音声編集)
成ヶ澤玲
カラリスト
稲川実希
カラリスト
太田義則
制作補
梨木かおり
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作品データ
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