リチャード・タルマッジ
Reggie_Dillingham
「死をも恐れず」の次に作られたリチャード・タルマッジ氏の主演映画で、第4回エフ・ビー・オー映画である。「死をも恐れず」と同じくフランク・ハワード・クラーク氏の監督であるが、相手は「洋上の薔薇」出演のマーガレット・ランディス嬢である。
レジー・ディリンガムは父の遺産を殆ど費い果たしたので、法律顧問のレオナードは彼が使い残しの9万ドルを預かり、6カ月の間独力で食えたらとの賭を申し出た。レジーは仕方なくまた働く事になり、今度は巧く機会を掴んでクリント・タッガートという勢力家の経営する新聞社の代表社員になた。クリントの秘書メリーと彼とは恋仲となったが、彼女の父がクリントの経営するカフェーから密輸入の酒を買って中毒しているのを知り、レジーはクリントの悪事を徹底的に新聞紙で功激し、クリント一味の悪漢を向こうに回して大奮闘の末、ついにクリントを投獄シ、メリーと結婚する。レオナードからは結婚の贈物として70万ドルの小切手が届けられた。彼はレジーが一人立ちの男になるまで預かった金を利殖していたのであった。 批評-相変わらずの大活劇。他人の追随を許さぬタルマッジ氏の活躍ぶりを味わうべし。(ウォールド誌シー・エス・スウエル氏)
Reggie_Dillingham
Joe_Potts
Clint_Taggart
Mary_Ryan
Red_Mullin
Phyllis
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