ルイズ・ハッフ
Louis_Drummond
スチュアート・ブラットン氏がパラマウント社を通じて作品を発表していた当時のもので、1918年3月18日の発売である。ギルバート・パーカー氏の原作をジョージ・メルフォード氏が監督したもの。主役は「テキサスの健児」「愛人の為に」等に出演したルイズ・ハッフ嬢と、「南海のほとり」その他でお馴染みのジャック・マルホール氏。その他老名優セオドア・ロバーツ氏等が出演する。
母を失って孤児となったルイズは、後見人のジョール・マザリーンという老人に愛のない結婚をしいられて、楽しみのない生活を送っていた。老人が強盗に襲われた時、救ってくれた侠青年オルランド・ガオズの負傷はルイズの看護で癒えた。老人の嫉妬深い気質に悩まされ通した若いルイズは、余りの仕打ちについに反抗して山の中へ馬で散歩に行くが、崖から落ちて気を失う。捜索に来たオルランドは彼女を救って一夜を山中に明かし、暁と共に山を下りて来たが、嫉妬深いマザリーンは激しく彼女を折檻する。かねてルイズに同情していた中国人の下男リ・チューは女主人を助けるためにマザリーンを殺す。その罪はオルランドに懸かるがリ・チューの自殺に事件解決し、若い2人は幸福の道を辿ることになった。
[c]キネマ旬報社