クリスティナ・ヤンダ
マルタ
ヤロスワフ・イワシキエウィッチの同名短編小説を「カティンの森」のアンジェイ・ワイダ監督が映画化。医師の妻と若い男の交流を中心に、撮影中、実際に夫を病死で亡くした主演女優クリスティナ・ヤンダのモノローグ、本作におけるワイダ監督の演出風景を織り交ぜながら、“生と死”をとおして生きることの源泉を描き出す。
みずみずしい光を放つ大河を望むポーランドの小都市。長年連れ添ってきた町の医師(ヤン・エングレルト)と妻のマルタ(クリスティナ・ヤンダ)は、ワルシャワ蜂起の際、ふたりの息子を亡くしたことで互いに距離ができてしまっている。そんな中、夫は自身の診断で妻が重篤な病状であることを知るが、妻へは告白できずにいた。春が終わり、夏が訪れようとしていたある日、マルタは川岸のカフェで、美しい青年ボグシ(パヴェウ・シャイダ)を見かける。彼との出会いで、マルタは失ってきたものを反芻しながら、心のざわめきを感じるのだった……。
監督
原作
撮影
音楽
美術
衣裳デザイン
字幕
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