エヴァン・グローデル
ウッドロー
世界滅亡を夢見る若者たちの友情、愛と憎しみを幻覚的なヴィジュアルとサウンドを駆使して描く異色の青春映画。米インディペンデント映画界の新鋭エヴァン・グローデルが製作・監督・脚本・編集・主演をこなし、自ら体験した究極の孤独と絶望をスクリーンに叩きつける。共演は『マーダー・フィルム』のレベッカ・ブランデスほか。
「マッドマックス2」の世界を愛し、悪の首領ヒューマンガスに憧れる親友同士のウッドロー(エヴァン・グローデル)とエイデン(タイラー・ドーソン)。働く気もない二人は、日々プロパン爆破実験や火炎放射器の破壊力追求に明け暮れ、滅亡後の世界を支配する未來を夢見ていた。そんなある晩、ウッドローはミリー(ジェシー・ワイズマン)という女と出会い、思いがけなくも激しい恋に落ちる。しかし彼女の裏切りを知ったウッドローは、怒りと絶望から正気を失い、火炎放射器を手に狂おしい妄想の世界へと突き進んでいく……。
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