ハンナー・ヘルツシュプルング
マリー
「2012」のローランド・エメリッヒ製作総指揮によるSFスリラー。文明が崩壊した2016年を舞台に、旅行者を拉致・監禁し食料として飼育する家族と、彼らに囚われた人々との攻防を描く。監督は、本作が長編デビューとなるティム・フェールバウム。出演は「バーダー・マインホフ 理想の果てに」のハンナ・ヘルツシュプルング、スタイプ・エルツェッグ、「眠れる美女」のアンジェラ・ヴィンクラー。
2016年。太陽活動の変化により、地球の大気温度は10度上昇。強烈な太陽光が照りつけ、水と食糧は枯渇し、人類の文明は崩壊した。マリー(ハンナ・ヘルツシュプルング)とレオニー(リサ・ヴィカリ)の姉妹は、車に残り少ないガソリンを積み、湧き水が残されている生存可能な場所があることを信じて、荒廃した都市を放れ山岳地帯を目指す。連れはマリーの恋人フィリップ(ラース・アイディンガー)と、途中のガソリンスタンドで合流したトム(スタイプ・エルツェッグ、)という男。しかし山間部にさしかかった車は、バリケードに行く手を塞がれ、謎の男たちによりレオニーが連れ去られてしまう。必死で妹を捜すマリーは、エリザベートという女と出逢い、荒れ果てた農場にたどり着く。しかしそこに棲む“家族”には、恐るべき秘密があった。旅行者を拉致・監禁し、食糧として飼育していたのだ。レオニーも、その農場に囚われていた。エリザベートの目的は、貴重な女性である二人を、息子たちの花嫁という奴隷にすることだった。マリーとレオニーは、この地獄から脱出できるのか。そして彼女たちの未来に希望は残されているのか……。
監督、脚本、撮影
脚本
脚本
製作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
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