アリス・ドワイヤー
1944年のハンナ・ジルベルシュタイン
第二次世界大戦下のアウシュヴィッツ収容所で出会い、ともに生死を賭け脱走し生き別れた恋人。30年の時を経て、テレビからその恋人の声を耳にした女性が再び恋人を探す、実話を基にしたラブストーリー。監督は「Max Minsky und Ich」(未)がモントリオール世界映画祭に出品されたアンナ・ジャスティス。脚本は「逢いたくてベニス」(共同脚本)のパメラ・カッツ。出演は「ジョン・ラーベ」のダグマー・マンツェル、「穏やかな暮らし」のアリス・ドワイヤー、「カロル ~ローマ法王への歩み~」(未/DVD)のマテウス・ダミエッキ、「戦場のピアニスト」のレヒ・マツキェヴィッチュ、「父親たちの星条旗」のデヴィッド・ラッシュほか。
1976年。ドイツからニューヨークに渡ったハンナ(ダグマー・マンツェル)は、優しい夫と娘に恵まれ、幸せな日々を過ごしていた。ある日ホームパーティーの準備のため立ち寄ったクリーニング店で、ハンナは流れていたテレビから忘れられない声を耳にする。テレビに近づくと、画面には死んだと思っていた若かりし頃の恋人トマシュが映っていた。封じ込めていた記憶が鮮明に蘇り、ハンナは茫然自失となる。1944年、ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所で二人は出会い、恋に落ちた。政治犯であるトマシュ(マテウス・ダミエッキ)の立場を利用し、二人だけの時間を重ねる。レジスタンス仲間に収容所の実態を写したフィルムを届けるという任務を受け脱走を企てるトマシュは、何が何でもハンナ(アリス・ドワイヤー)をともに連れて行こうと決心していた。その一方でハンナは、トマシュに妊娠したことを告げられずにいた。決行の日、トマシュはナチスの分隊長に成り済まし、ハンナを連れだって門番をだまし、二人は無事に脱出に成功する。一緒に生きることを誓い合う二人だったが、戦争の混乱の中、生き別れになってしまう。ハンナは赤十字にトマシュの捜索を依頼するが、返答は推定死亡だった……。テレビに映っていたのは間違いなくトマシュだと確信したハンナは、甘く苦しい記憶に後押しされるように、赤十字社へ電話をかけるが……。
1944年のハンナ・ジルベルシュタイン
1944年のトマシュ・リマノフスキ
1976年のハンナ・レビーン
1976年のトマシュ・リマノフスキ
ステファニア・リマノフスキ
ハンス・バン・アイデム
ダニエル・レビーン
監督
脚本
撮影
音楽
音楽
プロデューサー
アソシエイト・プロデューサー